余命1年の人生
「あぁ、いないと思って探しに行こうとしてたところだ」
俺は琴美の点滴をしていない方の手を握って一緒に病室まで行くことに
「そうだったんだね。なんかごめんね?体調も良くなったから散歩に行ってたんだ」
それなら良かった
俺は琴美に会えたことが嬉しくて、今すぐにでもニヤケてしまいそうだった
「鮫島くん?病室ついたよ?」
あ、今度は俺が考え事をしていた
「ほんとだ。考え事していて気が付かなかった」
俺らが病室に入ると琴美はベッドの脇に腰をかけた
いざ、琴美を目の前にしたら何言えばいいかわかんないや
『なぁ「ねぇ」』
あ、喋ろうとしたら琴美とハモった
俺たちはなんか照れくさくなって顔を伏せた
もう一度話しかけようと口を開いたら、琴美が
「私が記憶思い出せないこと、お兄ちゃんに聞いた?」
突然何を言い出すのかと思ったら
記憶が戻らないこと、まだ気にかけていたのか
俺は琴美の点滴をしていない方の手を握って一緒に病室まで行くことに
「そうだったんだね。なんかごめんね?体調も良くなったから散歩に行ってたんだ」
それなら良かった
俺は琴美に会えたことが嬉しくて、今すぐにでもニヤケてしまいそうだった
「鮫島くん?病室ついたよ?」
あ、今度は俺が考え事をしていた
「ほんとだ。考え事していて気が付かなかった」
俺らが病室に入ると琴美はベッドの脇に腰をかけた
いざ、琴美を目の前にしたら何言えばいいかわかんないや
『なぁ「ねぇ」』
あ、喋ろうとしたら琴美とハモった
俺たちはなんか照れくさくなって顔を伏せた
もう一度話しかけようと口を開いたら、琴美が
「私が記憶思い出せないこと、お兄ちゃんに聞いた?」
突然何を言い出すのかと思ったら
記憶が戻らないこと、まだ気にかけていたのか