余命1年の人生
さすが芸能人

歓声がすごい

「なぁ、琴美。行きたいところどこ?琴美となら、どこでもいい」

そう言ったあなたの顔はすごく赤かった

いや、きっと陽に浴びてるせいだと思っていたけど

「水族館ならゆっくり楽しめそうだけどね」

私たちは少し遠目の水族館へと行くことに

電車に乗り込むとすっからんだったから少し安堵した

電車に乗っても手は繋いだまま

ま…まるで、本当のか、ップるみたい(⸝⸝‪⸝♡)

私は鮫島くんから顔を逸らして自分の顔を見せないようにした

鮫島くんはずっと外を見てて私が顔を背けてることには気づいていなさそう

私はなるべく勘づかれないように、鮫島くんと何気のない話をした

鮫島くんが所属してるシャイニング スターのことを教えてくれた

CDを今度貸してくれると言うのだ

返すのはいつでもいいと言ってくれた
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