余命1年の人生
その後も水族館を堪能した私たち

今は移動して、別のところで買い物中だ

ショッピングモールについて2階に移動した時突然鮫島くんが

「琴美、俺用事思い出したから、このソファに座って待ってて」って言って慌てて、オシャレな店に入っていった

私は言われたとおり、店内に備え付けられているソファに座って鮫島くんを待ってると、知らない男の人2人組に声をかけられた

「ねぇねぇ、君一人?1人なら、俺らと遊びに行かね?」

『……』

「あれ?無視?俺ら傷つくー」

「……」

「つーか、さっき帽子かぶってるヤツと、店に入ってきてなかった?彼氏?」

あまりにもしつこいから、離れてもらおうと声を出した

「うるさいなぁ〜」

「あぁ?」

「うるさいって言ったの。叫ぶわよ」

私がこれごときで怯むわけないじゃん

「てめぇ、可愛い顔してるからって許されるとおも……」

「店員さーーん、不審者でーす」

私がずっと睨んでると、他にもいたお客さんが代わりに叫んでくれた
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