余命１年の人生

「ちっ、行くぞ」

男の人２人組は諦めたのか舌打ちしながら走り去っていった

「あの、ありがとうございました」

私は助けてくれたからそのお礼としてさっきの男の人にお礼を言うと

「大丈夫ですよ！あなたこそ大丈夫ですか？」

と、優しく声をかけてくれた

「はい！大丈夫です。ありがとうございました」

私はまたソファに座り直した

「あの、お連れの人くるまで俺が一緒にいましょうか？俺、暇なんで」

どうしようと少しは戸惑ったけど、助けてくれた人だから素直に『はい』と答えた

「あの、お姉さん名前なんて言うんです？俺は紡川 響輝(つむぎがわ ひびき)と言います」

「あ、私は綺菜実 琴美って言います」

せっかく名前教えてくれたのに、私も教えないとダメだよねと思って、素直に名前を言った

そしたらお兄さん、響輝さんは少し考えてからこう呟いた