余命1年の人生
その後はテレビをお母さんとお兄ちゃんと鮫島くんと私で見ててすごく楽しい時間だった

現在22時

お風呂にも入ってやっとゆっくりする時間

初夏と楓と智宏からのメッセージに返事をしてる頃でもあるかな

内容は『退院おめでとう』だった

実は私から今日退院したことを伝えた

そしたらすぐ返事が来たという

しばらくグループチャットにメッセージを送ってると私の部屋のドアがノックされた

『琴美、ちょっといい?』

私が部屋のドアを開けるとそこに居たのは鮫島くんだった

「どうしたの?」

「いや、琴美はどうしてるかなと思ってさ、さすがに琴美の部屋は申し訳ないから蛍さんが部屋使っていいって言ってたからほたるさんの部屋で寝ようかなってその前に琴美はどうしてるのかと思って…見に来た…だけ」

最後の方は何故か声が小さくなりつつあった

鮫島くんの顔見ると何故か顔が赤い
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