余命1年の人生
「あっ、あった!」

約4時間ぶりのレコーディング室に行って、ギターケースを肩に下げる

「ありがとうございます!」

「大丈夫だよ。なんなら駅前までも送っていくけど」

俺は悩んだ挙句

「いえ、大丈夫です。ここから近いところですので、ありがとうございます。また明日からも頑張ります」

「そっか、気をつけてね。またあしたね」

俺はもう一度マネージャーにお礼を言ってからレコーディング室を後にした

「少し急ぐか」

俺はギターケースを抱えたまま、駅前のパンケーキ屋さんへと急ぐ

店に行くと店員さんが『お連れ様がお待ちです』と言って案内してくれた

「おぉ〜、ギターケースかっこいいじゃねえか」

席に着くと4人はもうすでに注文済みで、いまは運ばれるまでの時間らしい

「バナナホイップケーキのチョコソース和えで、あとコーヒーお願いします」

「かしこまりました」
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