大嫌いで愛しいもの
女だと思ってない。最早男
『女だと思ってない。最早男』
その子は,女の子。
オシャレだって好き。
自分をよく分かってる。
手先も器用。
料理は趣味で,お菓子は自慢。
それが女の子かと言われたら,その子だって分からないけど。
女で生まれて嬉しいと,自分の思う女の子でいたいと。
いつも満足げに生きている。
男の子に,恋だってする。
失恋だってする。
ちょっとおませで,将来のスリーサイズを想像してどうかなって気にしてる。
そう言われて眉を寄せるの,偽りじゃないよ。
本当に心の底から,すっごく嫌がってるの。
だけど私は
『女じゃない』
『も~,生まれる前から私は女って魂に刻まれてるの! 爪の先から頭の先まで!』
『お前といるの,楽しい』
その言葉を,友情を壊そうとは思えない。
その子は,女の子。
オシャレだって好き。
自分をよく分かってる。
手先も器用。
料理は趣味で,お菓子は自慢。
それが女の子かと言われたら,その子だって分からないけど。
女で生まれて嬉しいと,自分の思う女の子でいたいと。
いつも満足げに生きている。
男の子に,恋だってする。
失恋だってする。
ちょっとおませで,将来のスリーサイズを想像してどうかなって気にしてる。
そう言われて眉を寄せるの,偽りじゃないよ。
本当に心の底から,すっごく嫌がってるの。
だけど私は
『女じゃない』
『も~,生まれる前から私は女って魂に刻まれてるの! 爪の先から頭の先まで!』
『お前といるの,楽しい』
その言葉を,友情を壊そうとは思えない。