エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む
13章『離婚旅行 5日目②』

「昴さん、何があっても一年後には離婚するって約束したじゃないですか」
「そうだったな」
「約束を勝手に破るつもりですか?」
「状況が変わったんだから仕方ない」
「なにそれ。ただのわがままじゃないですか」

「あぁ、わがままだ。香澄が好きで離れたくなくなった。だから、香澄が離婚したくないと言うまで離れてやらないことにした。言ったら言ったで離さないがな」
「……っ!」

(それだと私の意見関係なく、結論一緒じゃない!)
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