エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む

「私は過去も今も未来も昴さんしか好きじゃないです。昴さんが大好き」

 香澄の素直な言葉が、優しい声が、胸に染みる。
 彼女は目元を赤くして息を吸った。

「だから私こそ、もう少しだけ昴さんとの旅を続けていたいんです。本当にいいんですか? 私で……」
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