エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む

 思わず強く口づける。

「んんっ……!」

 香澄はぎゅっと俺に抱き着いてキスに応じてくれる。
 唇を離してまたキス。足りなくてやっぱりもう一回。

 離れたくなくなって何度もキスをした後、香澄を抱き上げると、寝室のベッドまで運んでベッドの上にそっと降ろす。

 香澄は少し戸惑った顔をして、俺を見上げた。

「あ、あれ、今日病院ですよね……?」

 そう言われて、今日から出勤予定だったことを思い出す。
 大阪での一件があったから少し遅れることは連絡しておいたが……。

「でも、もう少し」

 どうしても我慢できず、唇を重ねて、それから白い首筋にキスを落とす。
 恥ずかしそうに身をよじる彼女の服を手早く脱がせると、自分の服も乱暴に脱ぎ捨てた。

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