エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む

 昴さんは真剣な表情で続ける。

「もし子どものことがうまくいかなくても……俺から離れないと約束してくれ。なにがあっても必ず、俺が幸せにするから」

 その決意したような言葉に「はい」と頷いた。
 それでも私は自分が幸せにされるだけなんていやだとも思った。

「私だって昴さんを幸せにしたいです。一緒にいて、昴さんを幸せにさせてください」

 一瞬の間もなく唇が重なる。

「んんっ……」

 そのまま抱き上げられて思わずばたつく。
 逃さない、と言うようにまたキスをされた。
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