エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む

 何度もキスをして、そのまま少し強引にベッドまで連れ込まれる。
 ちゅ、ちゅ、とお互いにキスを辞められなくて……

 お腹が減っていたこともすっかり忘れてしまっていたのだけど、
 次の瞬間、ぐうううう、と私のお腹が軽快に鳴った。

(なんて悪いタイミングなの! 私のお腹!)

「あ、ご、ごめんなさい……!」
「ほんとタイミングがよすぎる」

 昴さんがくすくす笑って私に軽いキスをする。
 困ったように笑う昴さんも好きだと思って、私はキスをし返した。
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