エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む
7章『離婚旅行 3日目②』
結婚してから寝室も別々だったし、男女の関係になるようなことはなかった。
でも、私は時折でも顔を合わせられるのが嬉しくて、一年だけだと割り切って彼の優しさに甘え続けた。
数日おきに数十分しか帰宅しない彼。
それだけでも彼が見られて、話せて、幸せだと思っていた。
実際、幸せだった。