エリート脳外科医は離婚前提の契約妻を溺愛猛攻で囲い込む

「私の考えは変わりません。最初に約束しましたよね。『必ず一年後には離婚しましょう。何があっても、必ず』って」

 あの時も、今も、私の考え自体は変わらない。

 私は自分の狡さから昴さんの提案をのんだ。
 それはこの契約にきちんと『期限』があったから。

「昴さんの気持ちは嬉しかったですけど……やっぱり帰ったら離婚しましょう」

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