部長、恋しませんか?〜文芸部の部長は3人のイケメン部員に愛される〜
落ち着いて、野々花。
仮にも部長ならしっかりするの。
「下手な小説は他人から見たら何の価値もないと思う」
私は月島くんと目を合わせた。
「野々花ちゃんもそう思うでしょ?」
「でも自分には価値があるの」
「書いてて楽しいもん」
「難しいことはいいじゃん」
月島くんが目を丸くする。
「ははっ」
「もっとめんどくさいこと言われると思った」
「父親の口癖が面白くない小説に価値はない、なんだよね」
「父親?」
「僕の父親、小説家なんだよね」
「実は昔一回書いたことあって「面白くない」って一蹴」
「それでも結局書きたくて文芸部入ってるんだから、笑えるよね」
月島くんが私の頭を撫でる。
仮にも部長ならしっかりするの。
「下手な小説は他人から見たら何の価値もないと思う」
私は月島くんと目を合わせた。
「野々花ちゃんもそう思うでしょ?」
「でも自分には価値があるの」
「書いてて楽しいもん」
「難しいことはいいじゃん」
月島くんが目を丸くする。
「ははっ」
「もっとめんどくさいこと言われると思った」
「父親の口癖が面白くない小説に価値はない、なんだよね」
「父親?」
「僕の父親、小説家なんだよね」
「実は昔一回書いたことあって「面白くない」って一蹴」
「それでも結局書きたくて文芸部入ってるんだから、笑えるよね」
月島くんが私の頭を撫でる。