内緒の双子を見つけた御曹司は、純真ママを愛し尽くして離さない
十日ほど前は交際三か月記念と言われてホテルで贅沢をさせてもらい、ダイヤのネックレスまでプレゼントされた。
今回は交際四か月には早く、こじつけられそうな記念日はない。
「せっかくですけど、なんでもない日ですから普通のデートにした方が……」
戸惑いと遠慮からそう言ったが、卓也は引いてくれない。
『実は大事な話があるんだ。だから静かなレストランがいい』
「大事な話ってなんですか?」
『まだ言えないよ。日曜まで待ってくれ。あ、仕事用の電話が鳴ってる。ごめん、またな』
電話が切れたのでスマホをテーブルに戻し、代わりに箸を持つ。
(卓也さんの声、弾んで明るい感じだった。大事な話は楽しい内容?)
どんな話だろうと考えながら弁当の続きを食べていたが、ハッとしてすくい上げたご飯を落とした。
「あっ」と驚きの声もあげ、他に誰もいないのに慌てて口を押さえて鼓動を高まらせる。
(もしかしてプロポーズ? 交際三か月半だよ、早すぎるから違うか。でもでも、レストランで大事な話って、それくらいしか思いつかない)
今回は交際四か月には早く、こじつけられそうな記念日はない。
「せっかくですけど、なんでもない日ですから普通のデートにした方が……」
戸惑いと遠慮からそう言ったが、卓也は引いてくれない。
『実は大事な話があるんだ。だから静かなレストランがいい』
「大事な話ってなんですか?」
『まだ言えないよ。日曜まで待ってくれ。あ、仕事用の電話が鳴ってる。ごめん、またな』
電話が切れたのでスマホをテーブルに戻し、代わりに箸を持つ。
(卓也さんの声、弾んで明るい感じだった。大事な話は楽しい内容?)
どんな話だろうと考えながら弁当の続きを食べていたが、ハッとしてすくい上げたご飯を落とした。
「あっ」と驚きの声もあげ、他に誰もいないのに慌てて口を押さえて鼓動を高まらせる。
(もしかしてプロポーズ? 交際三か月半だよ、早すぎるから違うか。でもでも、レストランで大事な話って、それくらいしか思いつかない)