悲しみも知らずに
半年後に私の懐妊がわかり
東上財閥も国枝財閥も
喜んでくれた
花菱財閥も事の他喜んでくれた。
衛様は、出産にも立ち会って
くれた。
何も望んではいなかったが
第一子は、
東上の世継ぎとなった
東上 季吏読
( とうじょう きりと )
世界を動かす人間となる。
第二子に
花のような可愛い娘
東上 乃々佳
( とうじょう ののか )
母と同じく
心優しく自愛溢れたハーブ奏者。
小翔音は、本当に幸せだった。