いつも側に
その日、芭月が帰宅したのか
海彩は知らない。
もう、芭月には何の感情もない。
翌日、掛かり付けの病院で
再度、宏香を診て貰い
軽症だったので薬を貰い実家へと帰った。
実家に帰って宏香を寝せてから
優季に連絡をして
昨日のお礼と今日掛かり付けの病院へ
行ってきた事を報告した。
優季は、仕事が終わってから
再び連絡をしてくれた。
優季は、宏香を心配して
実家にも顔を出してくれた。
最初は、「大丈夫なの?」と
心配していた両親だが
我が子が悪くても連絡もしない
旦那より
優季に懐いている宏香に
何も言わなくなった。
それに
学生の時に付きあっていたことも
知っていたから。