献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~
「どうしてほしいのかちゃんと言って」
「あ、だ、だめ、清澄くん……」
「ダメ? どうしてほしいのかちゃんと言って」
仕事終わり。
清澄くんと待ち合わせてディナーをした後、ホテルへやって来た。
体をベッドに投げ出し、彼の腕の中でいじくり回される。
私たちのエッチは甘さを増し、恥じらいは徐々に大胆さへと変化している。
「やだ、そんなの、ない……」
「本当に?」
「あ、あ……そこ、そこが気持ちいい……」
「ここね」
これまで寸止めだった彼との行為は、一線を越えてからはもうストップはかからない。
最初から最後まで、私を幸せへといざなってくれる。
「あっ、ああああっ……」
彼の指でまた体を仰け反らせた私は、今度は肩で息をする。
清澄くんは私をイかせると、いつもこうして抱きしめて、頭を撫でてくれるのだ。
「かわいかったよ、愛莉」
「はぁ、はぁ……」