献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~
私はぼんやりと彼の顔を見つめながら、初エッチのときに余裕のなくなった彼の扇情的な表情を思い出した。
いつも私の気持ちいいことしかしなかった清澄くんが快感にうち震えていたあの瞬間の顔が、また見たい。
「清澄くん……」
「……待って。愛莉。俺はいいって……」
「ダメ……清澄くんも気持ちいいところ教えて……」
「う……」
お互いに一糸纏わぬ姿でシーツの上で絡まり、私は彼の気持ちいいところを手で探った。
どう触ったらいいかな、こうかな。
触れて動かすと、彼は長い睫毛を伏せ、「ん……」と艶っぽい声を漏らす。
「清澄くん……」
たまらなくなり、私はシーツの中へ潜り込み、彼の秘密の場所に顔を寄せる。
邪魔にならないよう自分の髪を耳にかけ、「舐めてもいい?」と彼の下半身に問いかけた。
ピクンとわかりやすく反応する。
「……え。い、いいよ。嫌だろ? 俺それしてもらったことないし」
口から出てきた言葉は体とは裏腹に遠慮するものだったが、過去の女性関係を連想させることを言われてムッとした私は、それなら余計にしたいとむきになった。
「するもん」
「……え、うわっ…… 待っ……」
大事なモノを扱うように、慎重に、丁寧に。