献身遊戯~エリートな彼とTLちっくな恋人ごっこ~

「はぁ、はぁ」

「使い心地どうだった?」

彼は少しいじわるな表情で、ベッドの上にあるクリームの瓶を目線で指した。
私がこんなにとろとろになったのはクリームのせいじゃないってわかってるくせに。
自分はMじゃないって思っていたはずなのに清澄くんの意地悪には心がトキめいて、「いじわる……」と自然につぶやいていた。

今度はベッドに倒され、枕に押しつけられるような濃厚なキスが降ってくる。
キスが待ち遠しい感覚があった。

「かわいい」

清澄くんにかわいいと言われると、魔法にかかったように自分がかわいくなっていく気がする。

「清澄くん……」

清澄くんとのエッチが好きだ。
きっと回数を重ねるたびにやみつきになるに違いない。
清澄くんと一緒に気持ちよくなりたい。
キスが途切れると、私はもっと深くまで触れてほしくてベッドの上で身動ぎをする。

「清澄くん……」

「じゃあ、今日はここまで」

すると彼は私の言葉に被せ気味にそう宣言する。
一瞬思考が飛んだが、この間と同じ展開だと気づく。
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