ふれる、甘い、くちなおし。
ちょこちょこと天音くんの近くまで行ってみる。






スーと寝息をたてている天音くん。






うわぁ、やっぱりできない………。
疲れている天音くんを今、起こしたら………天音くんに呆れられちゃう。







で、でも………ここで食い下がったら。








…………………頑張れっ!私!





そう気持ちを奮い立たせて、そーっと天音くんの近くに寄り添った。







いきなり密着する体と体。


あ、天音くん………なんか、あったかい………






暖かいと思ってしまったせいなのか、恥ずかしさが全くない…………。







こ、これは無敵………っっ!







すかさず、天音くんの右手を掴んだ。






天音くんの手のひらと私の手のひらをぺったり、くっつける。







< 5 / 18 >

この作品をシェア

pagetop