ふれる、甘い、くちなおし。
必死に弁解しようとしたら、口を天音くんの手によって閉ざされてしまった。





「ごちゃごちゃ言わないの。



とにかく。
桃があんなことして、俺の理性のストッパーを壊したということで。




覚悟しときなよ。」





とろんとした目付きにこれはヤバいと感じた。




このときの天音くんは止められない事を知ってる。





天音くんの言う、私への『理性のストッパー』っていうのはとっても大事なんだって。





それを壊したら、責任は全部桃がとってね。




そう言われたのを思い出した。





でも………っ、私、天音くんのストッパーを壊すようなことしたかな………。






「なに?何か言いたいことあんの?」






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