告白練習のはずが逆に告白されました
ヤンデレ系男子
先輩の告白から、数日がたち今は文化祭当日
さっきまで、クラスの手伝いをしていたのでお昼ごはんを食べてないのもあり、焼きそばを買って屋上へ向かった
まあ、なんで屋上かは、人がすくないってだけなんだけど……
文化祭の日は、屋上が開放されている
屋上につき、焼きそばを食べ終わってどこを回ろうか考えてるとき、屋上の扉が開いた
「あれ、天音くん?」
「あっ!愛莉さん!」
私をみたとたんパアッと表情が明るくなったのは、一つ下の後輩、天音くん
「愛莉さんも、ここでお昼食べてたんですか?」
「うん。そうだよ」
やっぱ後輩は、可愛いなぁ……
「ねえ、愛莉さん。俺、愛莉さんのことが好きです」
少し時間がたったあと、唐突に言われたその言葉
「うん。私も好きだよ」
「違います。俺がいってるのはそういうことじゃありません」
「俺は、愛莉さんが他の男に告白されてすっごい嫌です。俺の好きって意味は、恋愛的にってことです」
え?恋愛的に……?
「愛莉さん。付き合ってください。付き合ってくれないのならここから飛び降りて死にます」
いつもの様子と想像がつかないくらい、怖い天音くん
「だ、ダメだよ!死んじゃダメ!」
「それなら、付き合ってくれますか?」
「そ、それとこれとは別で……」
あ、天音くんがヤンデレみたいに…
「ねえ、愛莉さん。俺、嫌なんです。愛莉さんが他の男にとられるのが」
「他の男にとられるくらいなら、愛莉さんを殺して俺も死ねばずっと一緒にいられるんじゃないのかって思うんです」
私を殺して、天音くんも死ぬって…
「絶対ダメだよ!そんなことしちゃ!」