告白練習のはずが逆に告白されました
そんな簡単に、引き受けちゃっていいの…?
「まあ、ここでやるのも何だから屋上いくぞ」
ま、まあ確かに人気がないっていってもここは、一応下駄箱の近くだから……
「わかったよ」
いや、でも、屋上の鍵もってんの?
っていいたいけど、普通に入っていった
み、湊くんすごい……
「よし。じゃあ、やるぞ」
「う、うん」
えーと……どうやればいいんだろ…
普通に、好きです!みたいな感じでいいのかな?
「え、えーと……す、好きです!付き合ってください!」
ちゃ、ちゃんといえたよね……?
「………やだ」
……あれ?思ってた反応と違う…
なんか、普通に無理って強くいわれるのかと思ったら……
「嫌だ。愛莉に先に告白されるのも、これが練習なのも」
「え…?湊くん?」
「好きな人ができたときのための、練習なのが嫌だ。なあ、俺じゃだめなのか?」
い、いつもの、湊くんじゃない…!
「ねえ、未来の彼氏様って俺じゃダメ?」
「っ!?み、湊くん、近いよ?」