切っても切れない関係
周りにいた人達が
興味津々で見に来てるし…


恥ずかしくて
真っ赤になりながら
樹に教室の中に戻るように
ジェスチャーする。


そんな私を樹は軽く無視すると
またまた大きな声で


「紅葉に触るんじゃねぇ。
ちょっと待ってろよ!!
今から行く」


と、落ちちゃうんじゃないかと
思うくらい窓から身を乗り出して
怒ってる。



「ギャーー!樹危ない!!
来ないで!大丈夫だから!!!」


と、慌てて両手を振りながら
必死で訴える。
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