切れない縁2 青木バージョン
そして慰安旅行でサーフィンには来れなかった隆二が、突然夜に俺に会いにオレんちにやって来た。
「どうした? まぁ上がれよ。」
「うん。これお土産の温泉饅頭な。ハイ」
「サンキュー。俺の部屋行ってて飲み物持って来る」
俺は隆二の雰囲気から告白したなっと思った。
部屋へ行き、サイダーとビールを持って行ったら、サイダーをゴクゴク飲んでから
「俺、さっき谷口さんに結婚を前提で告白したんだ。」
俺の予想はバッチリ当たった。
「なんで結婚前提?」
「うん。先輩からのアドバイスもあったんだけどさ、あの総務の女たちから身を守る為でもあるんだよ。」
「ふ〜ん。どんなアドバイスだったんだよ」と俺が聞くと、隆二は順を追って説明してくれた。
「何か、南関東営業所の修羅場的な事がヒントになっててびっくりするアドバイスだったんだな」
「ああ。」
「で、美しい波の美波ちゃんの返事は?」
「2、3日考えさせてくれって言われたから、水曜日に返事してもらう約束した。」
「そりゃそうだよなぁ。結婚前提だし、新入社員だし。短大卒の20歳だもんな」
「……」
「彼女の不安も聞いてやればいいと思う。
それにお前は新入社員研修の時さ、彼女にするなら"見た目じゃあなく中身だ"って言ってたしな」
「いや、見た目もふわふわした温かい感じのする可愛らしい子だから〜」
「ハイハイ。隆二の彼女になったら、一緒にメシでも行こう。俺がご馳走するからさ。」
「うん。じゃあ、伸一にも報告したから帰るわ」
「ああ。温泉饅頭ご馳走サマ」
「おう!じゃあな」
と、帰っていった。
俺は、たぶん村瀬とは正反対な子だと感じた。
そのふわふわの可愛い美波ちゃんに、早く会いたいと思った。
「どうした? まぁ上がれよ。」
「うん。これお土産の温泉饅頭な。ハイ」
「サンキュー。俺の部屋行ってて飲み物持って来る」
俺は隆二の雰囲気から告白したなっと思った。
部屋へ行き、サイダーとビールを持って行ったら、サイダーをゴクゴク飲んでから
「俺、さっき谷口さんに結婚を前提で告白したんだ。」
俺の予想はバッチリ当たった。
「なんで結婚前提?」
「うん。先輩からのアドバイスもあったんだけどさ、あの総務の女たちから身を守る為でもあるんだよ。」
「ふ〜ん。どんなアドバイスだったんだよ」と俺が聞くと、隆二は順を追って説明してくれた。
「何か、南関東営業所の修羅場的な事がヒントになっててびっくりするアドバイスだったんだな」
「ああ。」
「で、美しい波の美波ちゃんの返事は?」
「2、3日考えさせてくれって言われたから、水曜日に返事してもらう約束した。」
「そりゃそうだよなぁ。結婚前提だし、新入社員だし。短大卒の20歳だもんな」
「……」
「彼女の不安も聞いてやればいいと思う。
それにお前は新入社員研修の時さ、彼女にするなら"見た目じゃあなく中身だ"って言ってたしな」
「いや、見た目もふわふわした温かい感じのする可愛らしい子だから〜」
「ハイハイ。隆二の彼女になったら、一緒にメシでも行こう。俺がご馳走するからさ。」
「うん。じゃあ、伸一にも報告したから帰るわ」
「ああ。温泉饅頭ご馳走サマ」
「おう!じゃあな」
と、帰っていった。
俺は、たぶん村瀬とは正反対な子だと感じた。
そのふわふわの可愛い美波ちゃんに、早く会いたいと思った。