砂漠の国の素直なお姫様は隣国の王子に愛される!
私は慌ててベッドから降り、姿勢を正した。

「どうされました?」

もうなかったことにするしかない。

「いや、一緒に夕食でもどうかと思って」

「ご一緒させていただきます」

私が外面スマイルをすると、アルフリード様がこちらに近づいてくる。





「今の笑顔も可愛いけど、さっきのサラも可愛いよ」





いや、甘いわ!

もう一回言うけど、目が髪で隠れてるだけで全然地味王子じゃないじゃん!

ときめくよ!?

もう夫なんだから、好きになっちゃうよ!?

< 11 / 54 >

この作品をシェア

pagetop