砂漠の国の素直なお姫様は隣国の王子に愛される!
「ねぇ、サラ」

「何で僕に近づいてくれるの?」

「それに僕の妻として仕事もしてくれてるって聞いたよ」

アルフリード様が不思議そうに聞いてくる。




「私はアルフリード様の妻ですから」




だってそうでしょう?

私は貴方の妻で、貴方は私の夫。

それだけは紛れもない事実。





「私は貴方に尽くしたいのです」





私は多分今までで一番優しく笑えた。

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