❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
「新堂組組長がお見えになりました」

「え、健斗が」

梨花は屋敷の入り口まで、健斗を迎えに出た。

「健斗、会いにきてくれたの?嬉しい」

そして剣城も姿を現して挨拶した。

「新堂組長、先日はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」

剣城は頭を下げた。

梨花はなんのことか分からず、キョトンとしていた。

しかし、健斗が会いにきてくれたことの喜びが大きく舞い上がっていた。

「梨花さん、この度はご丁寧な挨拶を頂き、久しぶりに死ぬかと思いましたよ、
それにかすみにまで、覚悟は出来ていますよね、俺はかすみ以外は考えられないので、
その旨、ご承知おきください」

健斗の言葉に梨花は背筋が凍る思いだった。

「二度はないと思ってください、今度かすみに手を出したら死を覚悟して頂きます」

健斗の言葉は丁寧だが、冷たく、恐怖を覚える感じを受けた。

「なんのことをおっしゃってるのか見当がつきません」

「しらばっくれるんじゃねえ、これ以上、自分のやった事を反省出来ないようなら、
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