❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
その時、ドアが開いて拓真が帰ってきた。

「ツトムくん、早く手紙しまって」

「分かりました」

ツトムはかすみに言われるがままに、手紙を胸ポケットに忍ばせた。

「かすみ、ただいま、大丈夫だったか」

「はい、大丈夫ですよ」

拓真は人目も憚らずかすみにキスを落とした。

「んん、拓真さん、皆んなの前で恥ずかしいです」

「大丈夫、皆んな、目を閉じていてくれるよ」

大館、ツトム、その他の組員は皆んな、気をきかせて廊下に出て、ドアを閉めた。

拓真はギュッとかすみを抱きしめた。

「拓真さん、少し疲れたみたいなので、ベッドに連れて行ってください」

「分かった」

拓真はかすみを抱き抱えて、寝室に向かった。

かすみをベッドに横にならせて、おでこにキスをした。

「おやすみなさい、拓真さん」

「おやすみ、かすみ」

拓真は後何回かすみとキスが出来るのだろうと考えていた。

なるべく、一日でも多く、かすみと過ごしたい、拓真は神に祈った。



拓真はかすみと旅行を計画した。

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