❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
ユリエと友美は腕を掴まれて、人通りの少ない路地に連れていかれた。

「離して」

「こっちのお嬢さんは気が強そうだな、こう言う女をやるのが堪んねえ」

ユリエは一人の男に建物の壁に押し付けられて、身体を密着された。

「いや、助けて、大館」

その時、大館は男を蹴り飛ばし、ユリエから引き剥がした。

「汚ねえ身体をお嬢に触れるな、痛い目に遭いたくなければとっととうせろ」

友美の腕を掴んでいる男も蹴り飛ばした。

「大丈夫ですか、怪我はありませんか」

その時、もう一人の男性がナイフを取り出し、大館目がけて走り出した。

「大館、危ない」

大館は脇腹を刺された。

「てめえ、何やってるんだ」

男達はその場から逃げ出した。

大館は脇腹から出血しているにも関わらず、ユリエを気遣った。

「お嬢、大丈夫ですか、怪我はありませんか」

「私は大丈夫、大館が、すぐ救急車呼ぶから」

ユリエは震える手でスマホのボタンを押した。

すぐに救急車が到着して、大館は病院へ救急搬送された。

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