❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
「お嬢は堅気の男性と一緒になって、子供を生んでください、それが組長の願いです」

「いやよ、大館と離れたくない、それに約束したよね、私をお嫁さんにしてくれるって」

「そんなこともありました」

「私、絶対に大館から離れないから」

ユリエは大館に抱きついた。

大館は言葉とは裏腹にユリエをギュッと抱きしめた。

わかっていた、もう引き返せないところまで来てしまったことを……

「お嬢、お嬢、これ以上お嬢を抱きしめてると、我慢出来なくなります」

「いいよ、我慢しなくて」

「お嬢はなんて可愛いんだ」

「パパとママが愛し合って、私は生まれてきたんでしょ、だから、大館と私も、
愛し合って、生まれてきた子供なら、パパもきっと喜ぶし」

大館はユリエの言葉に現実に引き戻された。

「お嬢、いいですか、よく自分の話を聞いてください」

ユリエはキョトンとした表情を見せた。

「自分はもう五十歳です、お嬢はこれから素敵な男性と巡り合って恋をして結婚します、
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