❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
大館とユリエは拓真の前に揃って座った。

「どうした?二人揃って」

「パパ、私ね、大館と結婚する」

「えっ」

大館は深々と頭を下げた。

「今日はお嬢を自分に頂く許可をお願いしに伺いました」

拓真は黙ったまま言葉を発しなかった。

「パパ、反対してもダメだからね、ユリエはもう大館に全てをあげちゃったから」

「お嬢」

大館は慌ててその場を取り繕うとしたが間に合わなかった。

「そうか、多分ユリエが迫ったんだろう、大館、お前はユリエを生涯守っていくと約束してくれるのか」

「はい、命に変えても必ず、お嬢をお守りいたします」

「そうか、ユリエもずっと大館についていく決心はあるんだな」

「はい、あります」

「そうか、では早速今日からユリエは大館のマンションに世話になれ」

大館は深々とお辞儀をした。

「パパ、ありがとう」

ユリエは早速荷物を片付けに自分の部屋にいった。

「大館、すまん」

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