❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
「大館、やめて、私は大丈夫だから、勘弁してくれって言ってるんだから、もう終わりにして」

「ユリエ」

裕太郎は組員にユリエとツトムのロープを解くように指示を出した。

ユリエは大館に向かって走り出した。

「大館、大丈夫?早く帰って手当てしないと」

「俺は大丈夫だ、ユリエはどこか痛いところはないか」

「私は大丈夫」

「そうか、よかった、組長が心配している、帰ろう」

そこへ裕太郎が声をかけた。

「丸山麗子には気をつけるんだな」

ユリエは大館の秘書の仕業だと分かった。

その後、大館は丸山麗子を辞めさせた。

「ユリエ、すまなかった、俺の責任だ」

「そんなことないよ、大館が丸山さんに手を出したんならダメだけど……」

「指一本触れてないよ」

「モテる男は辛いわね」

「おい、勘弁してくれ」

「ねえ、大館、ずっと聞きたかったことがあるの」

「なんだ」

「ママを好きだったってほんと?」

大館は言葉に詰まった。

「そうなんだ、私はママの代わり?」

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