❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
「そんなことないです、でも私はキャバ嬢で、健斗さんはお客さまですから」

「お前は花園かすみで、俺は春日部拓真だ」

「健斗さんは私がキャバ嬢ユリエだから、興味をもってくれているんでしょうから、
ただのOL花園かすみはつまらないと思いますよ」

「そんなことはない、俺はかすみを愛してる」

私はドキドキと鼓動が速くなった。

だって、大好きな健斗さんに愛してるなんて言われて、嘘でも嬉しい。

でも私は結婚は出来ない。

「愛人にしてください、健斗さんはちゃんと結婚して、奥様と幸せな家庭を築いて、
ちょっと遊びたくなったら、私を抱いてください」

「俺に偽りの女を妻にしろと言うのか」

「違います、健斗さんに相応しい方を選んだ方がいいと申し上げているんです、
私では荷が重すぎます」

「何が荷が重いんだ、俺に毎晩抱かれて、休みの日は一緒に出かけて、
その内子供を授かったら、家族で時間を過ごせばいい、何も難しいことはないだろう」

子供?そうだよね、誰でも結婚したら子供は欲しいよね。

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