❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
「社長に報告する必要はないと思います」

「元彼と寄りを戻す気か」

「違います、とにかく会社に行きましょう、大館さんが心配していますよ」

私は社長を説得して、会社に向かった。

本郷くんは確かに元彼だが、何回かデートしただけで、キスもしていない。

さっきは久しぶりに会って、やり直したいと告白されていたところに、

社長がいきなり登場したのだ。
会社の前に行くと、案の定大館さんが仁王立ちしていた。
「社長、何をなさっているのですか、勝手な行動は困ります」

社長は不機嫌な態度で、会社に入って行った。
大館さんは私に声をかけた。

「社長はどこに行かれたのですか」

「すみません、私が先にマンションを出て、電車で会社に向かったんです、
それを社長が追ってきたらしく、駅で知り合いと話しているところに社長がいらして、
ちょっと不機嫌にさせてしまって……」

「花園さんがお話していたのは男性ですよね」

「はい」

「社長は嫉妬したんですよ」

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