❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
背中をのけぞり、最高潮に達した。

「ユリエ、いったか、お前は可愛いな」

その時、ドアがノックされた。

「今、取り込み中だ、後にしろ、誰も入ってくるな」

「かしこまりました」

ドアをノックしたのは山名部長だった。

社長は自分自身を私の感じる部分にあてた。

「ダメです」

「ダメじゃねえ」

彼自身は私の中に入ってきた。

「ああ、すっげえいい、もう堪んねえ」

私は声を出さないように我慢した。

「ユリエ、声を出してもいいんだぜ」

そう言いながら、社長は私の唇を塞いだ。

社長は思いっきり腰を振った。

「ユリエ、俺だけのものになれ」

社長が囁いた言葉は私には届かなかった。

乱れた服を整えて、私は社長室からトイレに駆け込んだ。

嘘、どうしよう。

健斗さんは春日部拓真だったの?

この会社の御曹司なんて。

早く戻らないと……

私は化粧を直して社長室に戻った。

社長は部長と打ち合わせ中だった。

「では、仰せの通りに」

部長は部屋を出て行った。

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