❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
「へい、承知いたしやした」
ツトムは若頭剣城の指示で花園かすみについて調べ始めた。

その頃、かすみは退院出来るまでに回復した。

「かすみ、よかったな、しばらく安静にするようにとのことだから、
俺のマンションにこい」

「いえ、そこまで迷惑はかけられません」

「かすみ、お前は俺の大事な秘書だからな、早く仕事に復帰してもらわないと困る、
だから迷惑でもなんでもない」

「はい」

「よし、今日は聞き分けがいいな」

「いつも素直ですけど……」

かすみは社長に頼ることにした。

それは大事な秘書で早く仕事に復帰してもらわないと困ると言われれば、

従わないわけにはいかない。

それに、健斗の側にいられることは、かすみにとって一番の幸せだからだ。

でも健斗はそんなかすみの気持ちには気づいていないのだ。

健斗はかすみを自分の側においておけることが何よりの幸せだ。

このまま、ずっとかすみと暮らしたい。

健斗はそんな気持ちが強くなった。

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