❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
「他には男はいないのか」

「はい、新堂健斗がユリエを個室指名しているので、ユリエを抱いてるのは新堂健斗だけのようです」

「そうか、ご苦労だった」

「それから、ここしばらく体調不良で会社と店を休んで入院していたんですが、昨日退院したようなんですが、アパートに帰っていません、多分新堂健斗のマンションではないかと……」

「分かった」

剣城はお嬢の出番はないなと感じていた。

かすみは退院したが、中々体調は戻らなかった。

「かすみ、アパート解約したぞ」

「えっ、どう言うことですか」

「しばらく回復するのに時間がかかるようだし、お前が側にいる方が
なにかと便利だからな」

「でも……」

「社長の健康管理も秘書の役目だ、俺が具合悪くなったら看病してくれよ、
そのためにも一緒にいる方がいいからな」

健斗はかすみと結婚したかった。

でもかすみは頑なに首を縦に振ろうとはしない。
健斗は自分の側においておく理由を秘書としてと説得した。
かすみは真面目で仕事熱心だ。
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