❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
健斗はユリエの知らない世界に連れて行ってくれる。

甘いキス、蕩ける言葉、最高潮に感じる抱擁、そしてじっと見つめられると、

鼓動が半端なく早くなる。

健斗に抱きしめられると、思いっきり乱れてしまう。

毎日店にやってきてはユリエを個室指名する。

腰がガクガクになるほど健斗はユリエを求める。

「ユリエ、ユリエ、お前は俺以外の男に抱かれるなよ、お前は俺のものだ」

何度、このまま蕩けてしまえばいいと思ったことか。

健斗の腕の中にずっといたいと思わずにはいられない。

だから、今、健斗のマンションで一緒にいることは、かすみとしてだけれど、

幸せを噛み締めていた。

すぐに人生の幕が降りようとも後悔はない。

健斗は極道の世界の女性と結婚する。

お店にきてユリエを指名してくれた時だけ、身体を重ねる。

それでいい。

今だけ、ほんの少しだけ、かすみとして、抱いてもらえたら、幸せとかすみは思った。

「かすみ、荷物を明日アパートに取りに行ってくる」

「よろしくお願いします」

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