❤️俺の抱擁に溺れろ、お前の全てが欲しい、極道の一途な愛
かすみは嬉しい気持ちが湧いてくる反面、信じられない気持ちが大きかった。

拓真は事務員の元に向かうと、かすみの担当医師が話があるとのことだった。

「花園かすみさんの担当医師の村上と申します、春日部拓真さんはご家族とのことでよろしいですか」

「はい、結婚の相手ですから」

「そうですか、ではお話しましょう、花園さんの病状なんですが」

拓真はかすみの余命でも告げられるのかと緊張が走った。

「三年前に子宮全摘出手術を行ったのはご存知ですよね」

「はい」

「お子様も難しいと言うこともご承知頂いていますね」

「はい」

「今回再発の疑いが見つかりました、卵巣です」

「また手術すれば助かるんですよね」

担当医師は即答はしなかった。

「子宮は赤ちゃんが育つ部屋みたいなものです、卵巣がなくなると卵子を、
作り出すことが出来ません、つまりお子様は無理だと言うことになります」

「俺は子供が欲しいと言う、強い要求はありません、かすみに生きていてほしいんです」

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