〜UWAKI Boy & Girl〜
何も知らない彼女はいつも通り部屋に入ってくる
『うわ!いたの?真っ暗だからいないかと思った。』
電気をつけることを忘れ、真っ暗な部屋にいた俺にそう言う
そして異様な俺の雰囲気にすぐに気づく
『…どうしたの?何かあった?』
何が何があっただよ。俺は心中でそう思う
「なあ、なんか隠してることあるだろ?」
そう怒りを抑えながら俺は彼女に言った
『……そうだね。』
その言葉にばっと俺は彼女の顔を見る
今から話すことが昼間のことじゃないかもしれない。
けどこんなにあっさり隠し事があるのを認められるとは思っていなかった。