【本編完結】誕生日に捨てられた記憶喪失の伯爵令嬢は、辺境を守る騎士に拾われて最高の幸せを手に入れる
「では、私の妻になりませんか?」
「……ほえ?」
リーズは頭が真っ白になってしまい、スープを落としそうになる。
「ちょうど父上に縁談を組まされるところだったのでね、私はまだやらなきゃいけないことがあるんだ」
「良いのですか? 私で」
「君が、いい」
そうしてそっとリーズのおでこに二コラの唇が触れる。
顔を赤くするリーズにふふっと少し意地悪な微笑みを見せる二コラだった。
こうして、リーズは二コラの妻となった──
「……ほえ?」
リーズは頭が真っ白になってしまい、スープを落としそうになる。
「ちょうど父上に縁談を組まされるところだったのでね、私はまだやらなきゃいけないことがあるんだ」
「良いのですか? 私で」
「君が、いい」
そうしてそっとリーズのおでこに二コラの唇が触れる。
顔を赤くするリーズにふふっと少し意地悪な微笑みを見せる二コラだった。
こうして、リーズは二コラの妻となった──