【本編完結】誕生日に捨てられた記憶喪失の伯爵令嬢は、辺境を守る騎士に拾われて最高の幸せを手に入れる
「これ、スノードームですか?」
「そうなのよ、主人が私の結婚記念日にくれてね」
「スノードーム……」

 リーズの中にある記憶の欠片が降りてきて、誰かの声が聞こえた。


『スノードームにはね、幸せが詰まってるの。ほら、ここ●●●●の●●が……』


 その場にリーズはしゃがみ込み頭を抱える。
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