【本編完結】誕生日に捨てられた記憶喪失の伯爵令嬢は、辺境を守る騎士に拾われて最高の幸せを手に入れる
馬車は逃げるようにしてその場を離れ、やがてその姿も見えなくなった。
リーズは自分の置かれた状況がわからず、辺りをもう一度見回す。
(ここ……どこなの? 森?)
辺りは小鳥の鳴き声一つ聞こえない深い深い森の奥のようだった。
あまりの木の多さと大きさに日の光が遮られて少し薄暗い。
そんな状況の中でリーズは自分の置かれた状況について必死に考えようとするが、頭が混乱してそれどころではなかった。
(え? 私、置いて行かれてしまったの?)
リーズは恐れていることを心の中で思い浮かべたが、確かな情報ではないためその場にとどまることにした。
◇◆◇
リーズは自分の置かれた状況がわからず、辺りをもう一度見回す。
(ここ……どこなの? 森?)
辺りは小鳥の鳴き声一つ聞こえない深い深い森の奥のようだった。
あまりの木の多さと大きさに日の光が遮られて少し薄暗い。
そんな状況の中でリーズは自分の置かれた状況について必死に考えようとするが、頭が混乱してそれどころではなかった。
(え? 私、置いて行かれてしまったの?)
リーズは恐れていることを心の中で思い浮かべたが、確かな情報ではないためその場にとどまることにした。
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