【本編完結】誕生日に捨てられた記憶喪失の伯爵令嬢は、辺境を守る騎士に拾われて最高の幸せを手に入れる
リーズはベンチに座って見守るセリアと話しながら、持っていたカゴにどんどん収穫したトマトを入れていく。
さらにその数個横の畝にはナスが植えられており、それにも手を伸ばす。
「あ、ナスは棘があるから気をつけるんだよ~!」
「は~い!!」
言われた通りに棘に気をつけながら、ナスも収穫していくと、カゴが持てないほどにいっぱいになる。
替えのカゴを取りに行こうとベンチのほうへ向かっている途中で、家のほうから声がした。
「リーズ~!!」
「……? あ、キャシーさん!」
「収穫を終えたらセリアおばあちゃんと一緒に集会所まで来てくれるかい?」
「わかりました~!」
大声で返事をすると、リーズは急いで残りの野菜を収穫する。
結局カゴ三個分になった野菜は村のみんなに配るために、小さなカゴに仕分けして倉庫に保管することになった。
キャシーに呼ばれて集会所に向かうと、そこには村人皆が集まっていた。
やれそちらの畑はどうだ、酒造の調子はどうだ、工場の機械は直ったのか、など口々に談笑している。
すると、そこに遅れてニコラがやって来る。
「みんな揃ってるか?」
さらにその数個横の畝にはナスが植えられており、それにも手を伸ばす。
「あ、ナスは棘があるから気をつけるんだよ~!」
「は~い!!」
言われた通りに棘に気をつけながら、ナスも収穫していくと、カゴが持てないほどにいっぱいになる。
替えのカゴを取りに行こうとベンチのほうへ向かっている途中で、家のほうから声がした。
「リーズ~!!」
「……? あ、キャシーさん!」
「収穫を終えたらセリアおばあちゃんと一緒に集会所まで来てくれるかい?」
「わかりました~!」
大声で返事をすると、リーズは急いで残りの野菜を収穫する。
結局カゴ三個分になった野菜は村のみんなに配るために、小さなカゴに仕分けして倉庫に保管することになった。
キャシーに呼ばれて集会所に向かうと、そこには村人皆が集まっていた。
やれそちらの畑はどうだ、酒造の調子はどうだ、工場の機械は直ったのか、など口々に談笑している。
すると、そこに遅れてニコラがやって来る。
「みんな揃ってるか?」