王子様の溺愛は、とことん甘い【クリスマスSS】
「それでもすごいです」
「そう?ありがとう…なのかな?」
そんな会話を交えた後、一般で招待された枠の人達とは違う関係者入口から入った。
するとすぐに係りの者がやってきて、深く頭を下げた。
芙羽梨はギョッとしている。
「詩音様、お待ちしておりました。どうぞこちらへ。宮村様も、ドレスルームにご案内致します」
「うん、ありがとう。芙羽梨をよろしくね」
「はい、かしこまりました」
一人困惑している芙羽梨には申し訳ないけど…オロオロしてる芙羽梨もまた、すごく可愛い。