世界を救うために奮闘するお話

着替えを済ませ
鍛錬場に行くとルシウスが

「稽古の前に少し良いか？
明後日、帝国内で開催される夜会に
リコットも出席してくれないか？
大きな夜会では無いから本当は
俺の側近として
リーベン（リコットの父）とリチャード
イーハン（ローの父）とローハンで
出席の予定だったんが
ルーシアとメイファンが確かめたい事が
あるからリコットも同伴で参加させて
欲しいと言ってきたんだよ。
あの夜会嫌いの2人がそんな事言うなんて
何かあるかもしれないだろ？
急な事なので、無理にとは言わないが
頼めるか？」と

ルーシア様とメイファン様が
わたくしを指名？

考えるでもなく
当たり前ですわ！

「畏まりました。殿下」

と、リコットが片膝を立て
胸に手を当てて頭を下げる。