世界を救うために奮闘するお話
ひとしきり笑った後で

ルシウスが再度キリッとした
表情になり、

さて、次の話なんだが、、、
と切り出した。

「今回の夜会を皮切りに
リコットを補佐官に命ずるつもりだ。
戦地に赴き従軍する事もあるゆえ
覚悟して任に当たるように。」

頼んだぞ、リコット。と
労うように
肩を2回ポンポンとする

リコットはやっと仕事を
任せて貰えることに歓喜し
思わず、騎士としての心得を忘れ

「はい!精一杯
お勤めさせて頂きます!
よろしくお願い致します。」

と、ルシウスに大きく頭を下げると。

リチャードの方に身体を向け
お兄様もよろしくお願い致しますわ。
と、花が咲いたようにニッコリ笑った。

それを見てリチャードは
コクリと頷くと

ほら、リコット、そんなんじゃ
またマチルダにどやされるぞ?笑

何かあったら兄様に言いなさい。
「リコットの力は特別だからな
頼りにしてるぞ」
と、微笑むリチャードなのであった。
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